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2012年09月26日
FC東京戦においてレーザーポインターを照射された件について
去る9月22日に味の素スタジアムで行われたFC東京戦において
川崎側応援席にレーザーポインターを照射された件について、
こちらが把握している事実を時系列に沿ってお知らせします。
まず、試合開始前やハーフタイムに拡声器等を使い、
お騒がせして申し訳ありませんでした。
スタジアム内で何が起こっているのか分からなかった方、
我々以外で被害に遭われた方もいらっしゃいますので、
ここでご報告とさせて頂きます。
試合開始前のピッチ内練習中に川崎側応援席に向かい、
レーザーポインターが何度もあてられました。
実際にレーザーの光が応援団メンバーを含む数人のサポーターの目に入り、
違和感を訴える者も出ました。
事態に気付いた応援団メンバーがすぐさま警備員と川崎側の運営スタッフに
知らせ、スタッフから主催者側に行為を止めさせるよう依頼しました。
その後も行為は止まらなかったため、我々は観戦者だけではなく
試合中の選手へ行為が及ぶ可能性も考え、場内アナウンスや大型ビジョンを
使って直ちに止めるよう促して欲しいと再度依頼しました。
しかし主催者側は場内アナウンスや大型ビジョンを使った警告は一切せず、
ホームページやツイッターでのみ、行為を止めるよう促しました。
その後、ハーフタイムに再び川崎側応援席に向かい
レーザーポインターがあてられたため、警備員と
川崎側運営スタッフを通じ、ただちに効果のある警告を
発するべきだと強く要請しましたが、これも聞き入れられませんでした。
また、そのハーフタイム中にレーザーをあてられた角度から、
応援団メンバーがレーザーポインターを使用している
大体の方向を把握できたため、そのことも警備員に伝えました。
また、我々もそちらの方向を監視することにし、警備員や
川崎側運営スタッフにも警備の強化を依頼しました。
そして、後半ジェシ選手のゴールが決まった後にピッチ上に
レーザーポインターが使用されたのを確認し、
応援団メンバーがその使用者を特定しました。
そのことを警備員と川崎側運営スタッフに報告し、
レーザーポインターの使用者をさらに注意深く監視するよう強く要請し、
応援団メンバーと川崎側運営スタッフ、警備員はコンコース最上段から、
またピッチ上の警備員は前方から、試合終了時までそれぞれ監視するようにしました。
試合終了後、警備員がレーザーポインター使用者に声を掛けようと待機していましたが、
レーザーポインター使用者がすぐさまスタジアムから退場しようとしたため、
警備員はコンコース上で見失ってしまいました。
その後、同じく監視にあたっていた川崎側運営スタッフがコンコース上で発見、
その身柄を警備員に引き渡し、主催者側本部にて事情聴取を行なうことになりました。
なお、我々は事情聴取に同席しておりません。
その後、我々としては主催者側に、警告や観戦者への注意喚起を行わず
行為を止められなかったことに対する謝罪と、
レーザーを受けたことによる体調不良者の有無や状況の確認をしにアウェイ側
スタンドに来て欲しいと要請しましたが、主催者側責任者からは
「加害者を確保して事情聴取までしているので今回はこれで終わりとする」
と説明があったと、川崎側運営スタッフを介し報告を受けました。
我々はこの一方的な説明を不服と思い、主催者からきちんと来場者への謝罪・説明と
被害にあった人へのケアをして欲しいと再度依頼したところ、
我々と被害を受けた数人の観戦者が主催者側運営スタッフに応対されました。
この時点で、試合終了より約1時間半が経過していました。
そして、以下のことを主催者側と約束しました。
・被害を受け不安に感じている観戦者のケア
・実際に被害を受けた人の診察費、検査費用の負担、負傷していた場合の治療費の負担
・主催者側のWebサイトにて今回の詳細な経緯の報告を行うこと
なお、話し合いが長時間に及び最終電車に間に合わなくなった観戦者がいたため、
主催者側に交通手段の確保をしてもらいました。
今後は、レーザーポインターを使用した加害者に対する処分が決まり次第、
主催者側から今回の一件に関する詳細な報告があらためて行われるとのことです。
また、現在主催者側のWebサイトでは体調を崩した方への連絡期限が終了していますが、
レーザーポインターが原因とみられる症状が出る場合には引き続き被害として
対応してもらえるよう主催者側に要請しています。