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2007年04月16日

競技場改修工事の再考を求める活動のご報告

 我々が送付した等々力陸上競技場の改修工事に関する質問書に対し、先日川崎市から回答が送られてきました。ご覧の通り、レンガ色で改修するという最終決定は覆ることがないという回答でした。当初、川崎市長からも公式にトラックを青色にするという発表があったにもかかわらず、それが結果的に撤回されてしまったことは非常に残念です。
 しかし今回、川崎市は等々力陸上競技場を市民がもっと利用し易くなるように、市民の意見や要望を踏まえて施設や観戦環境を整えていくという約束をしてくれました。トラックの色は青色には変更されませんでしたが、今後は等々力陸上競技場の改善に市民の声を反映させていくという約束を公式に川崎市から取り付けることが出来たという結果をプラスに考えたいと思います。
 最後に、我々の今回の一連の行動に賛同して頂き、青色トラックに関する有益な情報をご提供してくださった方々、また、様々なご意見・ご要望、そして激励の言葉を寄せてくださった方々、誠にありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。

川崎フロンターレ応援団 川崎華族

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以下、回答全文
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 メール拝見いたしました。お返事が遅くなり申し訳ありませんでした。
 川崎市では、川崎フロンターレの支援・応援を通して、市民のみなさんが愛着と誇りを持てる魅力あるまちづくりの推進に取り組んでいます。
 川崎フロンターレのホームスタジアムである等々力陸上競技場は、昭和43年に建設し、サッカー、ラグビーのほか、さまざまな陸上競技に使用されてきましたが、昭和60年のトラックの改修から既に22年が経過し、舗装の耐久年数などの関係から、全面的な改修の時期を迎えています。
 今回、北京オリンピックの日本代表選手選考会を兼ねた第92回日本陸上競技選手権大会が、来年、本市で開催されることから、大会開催に合わせて、平成19年度に等々力陸上競技場の大規模改修を行うこととなりました。
 トラックの色については、当初、川崎フロンターレのチームカラーである青とし、特色ある競技場として、日本陸上競技連盟と第1種公認陸上競技場としての改修の技術的な協議を行ってきましたが、第92回日本陸上競技選手権大会が北京オリンピックの日本代表選手選考会を兼ねていること、さらに、北京オリンピックの陸上競技会場となる北京国家体育場をはじめ、これまで使用してきたトラックの多くがレンガ色であることなどを考慮し、日本陸上競技連盟から、百分の一秒、千分の一秒を競う陸上競技において、日本代表選手選考会出場選手が日ごろの練習成果を最大限に発揮できるとともに、本番のオリンピックにおいても同様の成績を挙げられるよう、選手がこれまで慣れ親しんでいるレンガ色が好ましいとの要望を受け、最終的にレンガ色とすることにしたものです。
 今回、トラックについてはレンガ色としましたが、その他フィールド部分については、競技を行う箇所を除き、川崎フロンターレのチームカラーである青色となります。
 今後とも、第92回日本陸上競技選手権大会の成功に向けての取組みを推進するとともに、等々力陸上競技場については、川崎フロンターレのホームスタジアムとして、施設や観戦環境を整えていきますので、御理解と御協力をお願いします。

川崎市長 阿部孝夫